本当にあったパチプロのはなし

ちょっと変わった経験談や、ギャンブルとの向き合い方について書いています。

木村魚拓の凄さを語ろう 

名前を聞けば当然顔が出てくるし、パチスロ業界の大物ライターだという事は知っているけれど、その他のことはよく知らない、カプリコみたいな頭で丸い眼鏡をかけたうるさいオッサン。

私にとって木村魚拓はそんなイメージでした。

 

パチスロ必勝ガイドは学生時代毎月購入していたので、当然彼の文章を読んだこともあるはずなんですが、正直全く記憶にございません。機種解析のカラーページだけを真剣に読んでいて、モノクロページのコラムは殆ど流し見程度にとどめていたんだと思います。

 

「未練打ち」を読む

私は旅行が好きなのですが、ネットのつながらない飛行機での暇つぶし用によく本を購入します。電子書籍の手軽さにハマってからはもっぱら電子書籍、ibooks愛用者です。

 

友人の勧めで読んだ中武一日二膳さんの「回想列車」が非常に面白かったので関連ページに表示されていた「未練打ち」0~2巻をなんとなく購入しました。

 


未練打ち1 揃わぬビンゴ編 (ガイドワークス新書007)


最初は「ハハッくだらねー」程度の感想で読み進めていたのですが、読み進めるうちに「こ、これはもうしかして・・・」と思い始め、読み終わる頃には確信しました。

 

「木村魚拓、いや木村魚拓先生はマジで凄いんだ。この人天才だ。」

 

現代版の落語のようなもの

本書は「月刊パチスロ必勝ガイド」に掲載されている、木村魚拓先生の1ページコラム「木村魚拓の未練打ち」を単行本化したもので、1巻につき55回前後の同コラム、巻末にネット配信の「アナログパーマ」(1~2巻)メルマガ配信の「三十路男のピロートーク」(0巻)より抜粋されたコラムを掲載という構成になっています。

 

「木村魚拓の未練打ち」とは「パチスロットを愛するあまり、ふと手を染めてしまう未練がましい実戦のこと。」(0巻p.11より)を紹介するはず・・・なんですが、その実戦内容は最後の数行しか出てきません。

実戦内容が全く書いておらず、勝ったのか負けたのかすら、枠外の実戦データを見ないと分からない時もあります。

 

自身のエピソードをメインに最後に少しだけ実戦内容を絡めるという構成なんですが、そのエピソードが面白い。 

イングランドで生まれ、下町で育った魚拓先生のパチンコ屋での出来事や破天荒な奥さん、家族とのエピソードなどが書かれているんですが、一見普通に思える話も魚拓先生のフィルターを通すとどこかおかしい出来事になり、しょうもない話がすべらない話になっているんですね。

 

そして何よりも話の構成が非常に秀逸。

全くパチスロとは関係ないところから始まった話があれよあれよと繋がっていき、最後にはキッチリ落としてしめる。まさに現代版の落語を見ているかのような、思わず「うまいな・・・ 」と唸るような話ばかりなんです。

 

もちろん、「木村魚拓の未練打ち」だけでなく巻末の「アナログパーマ」「三十路男のピロートーク」も面白い。

むしろパチスロ実戦の枠にとらわれないこの2つのコラムの方が、私は面白く感じました。

 

まとめ

上手くお伝えできたか分かりませんが、パチンコ、パチスロ好きの方には本書は本当におすすめ。

 

木村魚拓先生のことを「カプリコみたいな頭で丸い眼鏡をかけたうるさいオッサン」と思っているあなたも騙されたと思ってぜひ読んでみてください。

面白くてビックリしますよ。